横浜みなとみらいの夕景・夜景を撮影できるスポットと言えば「大さん橋」です。
夕暮れの※マジックアワーになるとたくさんのカメラマンが立ち並ぶ定番中の定番スポットです。「定番スポット」はやはり美しいです。誰が見ても美しいと感じる場所です。
とくに空が赤く焼ける夕方は最高の眺めを見ることができます。
※マジックアワーとは、日の出・日の入り前後のおおよそ1時間弱の時間帯です。
目次
大さん橋は横浜みなとみらい夜景撮影定番スポット
大さん橋(横浜港大さん橋国際客船ターミナル)
観光やデートでみなとみらい周辺に行って必ずといっていいほど訪れるのが大さん橋(大さん橋の上は鯨の背中とも言います)ですよね。
大さん橋のおすすめの時間帯は夕方から夜にかけてですが、もちろん日中でも十分素晴らしい眺めを見ることができます。
ここでは大桟橋からの夜景撮影について話していきます。
大さん橋が定番の理由
大さん橋からみなとみらい方向を見ると、ランドマークタワー・クイーンズスクエア横浜・観覧車(コスモクロック)・INTERCONTINENTAL YOKOHAMA GRANDなどが一望できます。
それにプラスして手前には赤レンガ倉庫と横浜港が広がり「港・横浜」という雰囲気も感じることができます。
しかも大さん橋は横浜港に突き出しているので潮の匂いを感じながら素晴らしい眺めを見ることができます。
ご覧の通りみなとみらい方面の眺めがセットで見ることができます。
この素晴らしい眺めをカメラに収めようとたくさんのカメラマンが立ち並ぶわけです。
とくにいつもより多くのカメラマンが立ち並ぶ日があります。
この日は滅多に見れない1年で1度のみなとみらい21オフィス全館ライトアップが見れるのでかなりのスペシャル感があります。
いつもはまだらに見えるオフィスの窓の光が、この日はほぼ全ての窓が光ります。
この「TOWERS Milight(タワーズミライト)〜みなとみらい21オフィス全館ライトアップ〜」はその年によって日にちが変わるので、予め確認しておくことをおすすめします。
参考 TOWERS Milight一般社団法人横浜みなとみらい21ぜひ1年に1度のライトアップをお楽しみください。
大さん橋からのもう一つの定番
大さん橋からのもう一つの定番はやっぱり「横浜ベイブリッジ」です。
横浜ベイブリッジが開通したのは1989年(平成元年)9月27日ですが、もうすっかり横浜を代表するものになっています。
とくに日没後に橋の主塔の先端部が青くライトアップしているとすごくきれいです。
横浜ベイブリッジが青くライトアップするする時間があることはご存じでしょうか。
いつもは橋の色の「白」ですがある時間帯になると青くライトアップするんです。
このライトアップの時間を知っておくと、青くライトアップされたベイブリッジを見ることができます。
どうせならやっぱり青くライトアップしたベイブリッジがいいですね。
青は横浜のイメージにピッタリのカラーです。
大さん橋以外の横浜ベイブリッジを撮影できるスポットはこちらで紹介しています。

大さん橋での夜景撮影アドバイス
寒さ対策はしっかり準備
大さん橋での夜景撮影で最もアドバイスをしたいのは風と寒さ対策です(とくに気温が低い時期)。
大さん橋は横浜港に突き出ている構造です。どういう事かと言うと「ほぼ海上」ということです。海上ということは風が強いということなんです。大桟橋は場所にもよりますが風を遮るものがほとんどありません。
そのため浜風が直撃します。夏場の暑い時期なら多少の風は気持ちいいんですが、これが気温が低い時期となると話は別です。僕も何度か経験していますが、かなり寒い です。
夜景は気温が低い時期(とくに冬)の方が空気が澄んでいてきれいに撮る事ができるので、冬にも大さん橋に行くことがありますが、寒さでくじける時もあります。
冷たい浜風が容赦なく吹き付けてきます。とくに手と耳の防寒がしっかりしていないと最悪です。
寒い時期のに行くときは、大げさなくらいの厚着で行った方がいいです。平地での気温は全くあてになりません。とにかく寒いですし、風(強風)が寒さを何倍にもします。
強風には気をつけましょう
先ほどは寒さに対しての風の話をしましたが、今度は撮影の時に気をつけたい風のことです。
どこにいても風は少なからずあるものですが、先ほども言いましたが、大さん橋はほぼ海上にいるようなもので、しかも海面より高いところです。そのため大さん橋では強風になることが多いです。
夜景撮影の場合は三脚を据えてある程度シャッタースピードを遅くして撮るわけですが、このときの大敵は「ブレ」です。もちろんブレないように三脚を使うわけなんですが。
しかし強風が吹いていると、三脚自体が動いてしまいます。こうなると三脚を使った意味が無くなってしまします。結果的にボツ写真を量産してしまうことになりかねません。
大桟橋で強風が吹いているとなかなか強風が治まりません。平地で風がある場合は大さん橋ではかなり強風になっている場合があるので、そういう日は撮影を諦める選択も必要かもしれません。
三脚が強風で動くぐらいで済んだとしても、大事なものが強風に飛ばされてしまっては大変です。海側に飛ばされたら、ほとんど回収は不可能です。
大さん橋での夜景撮影は足元にも注意
大さん橋で夜景撮影をするときは同じ場所で撮影し続けることはありません。ある程度同じ場所で枚数を撮ったら、撮影場所を変えて撮ります。
このときの撮影場所の移動なのですが、三脚を伸ばしたまま移動する人もいれば三脚を小さくして移動する人もいますが、ここで気をつけてもらいたいことは移動中の足元です。
夜の大さん橋は暗いです。そして大桟橋は平たんではありません。段差のあるところも多いですし、でこぼこしているようなところも多いです。
一番可能性がある事として「転倒」が有り得ます。この「転倒」のリスクは避けたいところです。
転倒して撮影機材が破損したり故障したりしたら、以後その日の撮影ができなくなります。かなりショックですよね。
でも撮影機材が破損したり故障したりしたら、直せばまた使えるようになるのでいいですが、もし万が一転倒したところに人がいた場合はもっと事態は深刻になってしまします。
大さん橋は写真を撮る人の他にもいろんな人が訪れています。中でもデートしているカップルが大勢います。そのカップルはあちこちに座っているので、撮影場所を移動中に転倒してそこにカップルが座っていても不思議ではありません。もし転倒の際に座っているカップルの頭部に三脚の雲台の硬い部分が当たってしまったら大事です。
そんな事が起きてしまうと、転倒した方も当てられた方も最悪です。
こういうことは夜の大さん橋では十分有り得ることです。夜の大さん橋で撮影場所を移動するときは足元に細心の注意を払いましょう。
大さん橋で撮影以外で楽しむ
International cuisine subzero(インターナショナル キュイジーヌ サブゼロ)
大さん橋で撮影以外で楽しむと言っても、大さん橋はやっぱりみなとみらいの風景を楽しむことです。
ただ単純に撮影をしないでみなとみらいの風景を楽しむのもいいですが、大さん橋にはレストランがあります。
ここはみなとみらいの最高の夜景を眺めながら食事ができるレストランです。
参考 International Cuisine Subzerosubzero Official websiteOcean Float Cafe(オーシャンフロートカフェ)
そしてもう一つは大さん橋から潮風を感じることができるカフェです。
こちらも上でご紹介した「subzero(サブゼロ)」が経営しています。
席数 | 営業時間 |
40席 | 11:30 ~ 21:00 |
※4〜10月は土日祝祭日のみ営業 ※7〜9月は平日も営業致しています
ここは天気のいい日や暖かい季節には最高の場所ですね。みなとみらいの夜景を見ながらゆっくりとした時間を過ごす事ができます。
大さん橋(横浜港大さん橋国際客船ターミナル)のおすすめ度
ここは間違いなくみなとみらい周辺の撮影場所としてはトップクラスで定番の場所です。
しかし敢えて総合評価を4.5にしたのは、やはり大桟橋の夜景撮影では気をつけることがあるので、そこを含めて-0.5にしました。
どんな撮影場所でも注意しなければいけないことはありますが、大さん橋が立地している場所柄とくに気をつけたいことがありますので。
そのこと以外はもちろん満点です。
交通:電車
- JR京浜東北根岸線・横浜市営地下鉄ブルーライン「桜木町駅」から徒歩約15分
- 横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩約7分(3番出口)
大さん橋以外の撮影場所はこちらをご覧ください。

まとめ
大さん橋からみなとみらいを眺める定番スポットは誰が見ても感動的な景色です。
ぜひ1度は訪れてみてください。必ず損はしないはずです。
しかし、大さん橋での夜景撮影は感動的な写真が撮れる反面、気をつけておかなければならないことがありました。
- 寒さ対策
- 強風に気をつける
- 夜景撮影での撮影場所の移動
これら3つに気をつけて楽しく美しいみなとみらいの夜景や横浜ベイブリッジを思う存分撮影してください。